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 2013年10月 

コントロール発言、ブロック発言の再考 


安倍総理は、10月23日の参院予算委員会で、『「状況はコントロールされている」という発言は国民の認識とずれている』と追及され、「私は行政の最高責任者として状況を把握していて、それに対する対処を行っているということで申し上げた。」と答えた。

しかし、やはり納得はできない。
「The situation is under control」の意味が「状況はコントロールされている」だろうが「状況を把握したうえで対処できている」だろうが、いずれにしても事実とは異なる。

そもそも、溶融した核燃料が現在どうなっているのか誰も分かっていないのだ。
つまり「状況を把握したうえで」の「把握」ができていないのだ。

確かに十分な把握ができない中で精一杯の対処はしているのであろうが、
それは「状況を把握したうえでの対処」ではない。



また、安倍総理は、同様に問題となった『汚染水の影響は福島第1原発の港湾内0・3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている』というIOC総会での発言についても追及されている。


安倍総理は、16日の国会答弁で「完全に」の文言を外したことについて、22日の国会答弁で、

「いわば健康への被害という意味においても完全にブロックされているわけですから、その考え方においては変わっていないということでございます。」

と答えた。


要するに、次のような弁明だ。

・汚染水は完全にブロックされていないが、汚染水の影響は完全にブロックされている。
・汚染水は完全にブロックされていないが、健康被害という意味では完全にブロックされている。

安倍総理は「汚染水の影響が完全にブロックされている」といったわけで、この「影響」という言葉で何とかごまかそうとしてきた。そして「汚染水の影響=健康への被害」だと言い張る。

しかし、「影響」という言葉は、直接「健康への被害」を指し示すものではない。
飛躍があるのだ。

これはもう国語の問題なのかもしれませんが、
私が思うに、この場合の「影響」は、文脈上、まず「変化」という意味に解釈するのが自然だ。
その変化が基準値以下であるかどうかは関係がない。

安倍総理の発言は、結局、「汚染水による海水の変化は、福島第1原発の港湾内0・3平方キロメートルの範囲内だけであり、この範囲外には何の変化も及ぼしていない。」という意味になる。

そのように誤解される可能性が高いことを半ば承知のうえで、
「影響」といういかにも微妙な言葉を用いたところが許しがたい。


したがって、次のように言うべきだった。

「汚染水による海への影響は確かにあるが、健康への被害が懸念される範囲は、福島第1原発の港湾内0・3平方キロメートルに限られている(完全にブロックされている)。」


日本人の大半が違和感を覚え、国会でもこれだけ問題になっているんだから、
少なくともIOCに対しても、何らかの訂正・補完を申し出るべきでしょう。

韓国・平昌の冬季オリンピックも雪や予算の面で色々とやばそうなことだし、いっそのこと日本と韓国でダブル五輪返上としたらどうだろうか。

大体、デフレ脱却や経済発展をオリンピック開催に頼ろうとする心根が間違ってると思う。
日本が抱える様々な病巣をしっかり見据えて、抜本的な解決策を探っていくべき時が来ているのに、オリンピック、オリンピックと浮かれすぎだ。

オリンピックを否定するわけではないが、それに依存するような姿勢は問題だ。



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台風が二つ… 

大島で大きな犠牲をもたらした26号に引き続き、
27号と28号が日本を狙っています。
アベック台風になるかもしれません。

これらの進路の予想は大変難しいようですが、
ここでキーワードとなるのが「藤原効果」だそうです。

二つの台風がある程度接近して存在する場合に
複雑な動きをすることがあるというものです。

ただでさえ、
偏西風やら海水温度やら大陸の高気圧やらが複雑に絡んで予測が難しいのに、
27号の動きが遅いから28号に追いつかれて「藤原効果」まで考えなきゃならなくなった、というわけです。

地震の予測よりはまだマシな気もしますが、
難しいことには変わりない。

とにかく備えだけはしっかりとしておこうと思う。

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