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グーグルが検索方式の大変更 

グーグルが検索方式を大幅に変えるそうだ。

検索結果ページの最上部に、「事実」や「質問への直接的な回答」を表示することで、よりユーザーの利便性を高め、結果として検索サイト、つまりグーグルのページを見ている時間を伸ばそうとするものだ。

新しい検索方式をセマンティック検索というそうだが、ニュース記事での説明ではいまひとつその仕組が分からない。

記事では例示として、「タホ湖」を検索すると、その場所、海抜、平均気温、塩類含有量などの特性(あるいは属性というべきか)を表示するというが、それのどこが人間の思考方法により近づいたものなのか判然としない。もしこれが強制表示なら、私には邪魔なだけだ。もし、海抜を調べたいなら「タホ湖 海抜」と調べればいいだけの話かと思う。

また、「~のトップ10は?」などの質問形式のキーワードを入れて検索すると、クリックするまでもなく検索結果ページに回答が表示されることになるという。そして、データベースにまだ存在しない回答については、検索エンジンがウェブサイトのページを調べ上げ、独自の基準によって、回答を含むサイトを表示するという。

しかし、この取り組みも不評に終わると私は思う。
現行のようなある意味シンプルな検索アルゴリズムであれば、検索の仕方を工夫することによって求める情報を探し出すこともできるが、変に仕組みを複雑にしてしまうと、それが困難になると予想される。そもそも現行のシステムでも様々な検索条件を加えることで、求める情報は十分に探し当てることが可能だ。

例えば、ダブルクォーテーション「""」で囲めば、囲んだ語句の並びを含むものだけ表示してくれるし、語句に半角マイナス記号「-」を付ければ、その語句を含むものを除いてくれる。日本語のサイトを除いて表示させたいなら、例えば「が」「を」「に」「は」にそれぞれ半角マイナス記号を付けて検索すればかなり除外できる。また、検索キーワードを上手に選択することでもかなり検索精度は上げられるはずだ。

もしかするとインターネット検索の初心者には有難い変更なのかもしれないが、レアな情報を探そうとすると不便というか使えない検索になりかねない。



こんな変更に力を注ぐぐらいなら、もっと別の変更をしてほしい。

例えば、情報サイトなら正確な又は最新の情報を含むものを上位に表示するとか、アフィリエイトサイトなら在庫切れだらけのものを下位にするとか、もっとやることはあるはずだと思う。

現行のアルゴリズムでは、ページランクの強いサイトからの被リンクなどは、官公庁サイトに広告を出せば実現できてしまうし、被リンク数多さだって、根気よく相互リンクをする人などが有利になってしまう。こういった要素は、サイトの質とは基本的に関係がない。

また、人の文章をパクってサイトに載せてるような輩も平気で上位にきたりします(但し、著作権法上の引用に該当するなら問題ありません)。


今回発表された新しい検索方式の全貌はまだ明らかではありませんが、
できれば、上述のような部分も改善してほしいものです。

まあ、全世界が注視しているといても過言ではないわけですから、あまり変なことはしないでしょう。
とりあえずはお手並み拝見といったところでしょうか。

なお、セマンティック検索の「セマンティック(semantic)」とは、
「語義の」、「意味(論)の」といった意味であり、
「semantic gap」=「意味上のギャップ」
「semantic error」=「意味上の誤り」
「semantic classification」=「意味論的分類」
といった感じで使われる言葉です。

記事によるとセマンティック検索は、
「異なる言葉を互いに関連付けること」に役立つ、
「単語の実際の意味を理解するプロセス」であり、
「人間の思考方法」に一層近づくと説明されていますから、
セマンティック検索を完全に訳せば、
「意味解析検索」とでもなりましょうか。


最後に、当該の記事をリンクしておきます。
http://jp.wsj.com/IT/node_408485
http://japan.cnet.com/news/service/35015200/

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