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「What a Wonderful World」等の歌詞とライブドア問題 

この二つには共通点があると思います。

「What a Wonderful World」というのはルイ・アームストロング(通称サッチモ)によって歌われた曲で、1967年に「グッド・モーニング・ヴェトナム」という映画の挿入曲として使われ広く知られるようになったものです。邦題は「素晴らしき世界」だったかと思います。

何がライブドア問題と共通するかというと、歌詞の引用に関するグレーゾーンに対する一般市民(一部ですが)の態度と、証券取引法その他の規定に関するグレーゾーンに対するライブドアなど買収で儲けている企業(村上ファンドも?)の態度です。

著作権法32条では、正当な権利として「引用」が認められています。この場合「引用」というのはあくまで一部分ということであり、全部の引用となるとこれは「転載」ということになり、32条の対象外となります。こういう「引用」であれば、許可も要らず、使用料も払わなくてよいのです。

ただ、文学作品などと違って歌詞を引用する場合は、これが実にはっきりしない。

第一に、

(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)という団体の運営する「著作権・プライバシー相談室」というホームページのQ&Aのコーナーにおいて、
「HPで音楽批評がしたい」という質問に対しては、引用の要件をきちんと守っていれば問題ないという回答(クリックすれば表示されます)をしています。要件というのは次のようなものです。


 ☆☆

(1)他人の著作物を引用する必然性
   があること。

(2)かぎ括弧をつけるなど、
   自分の著作物と引用部分とが
   区別されていること。

(3)自分の著作物と引用する著作物
   との主従関係が明確であること。

(4)出所の明示がなされていること。

         文化庁ホームページより

 ☆☆


第二に、

日本音楽著作権協会(JASRAC)のホームページの中のQ&Aでは、引用についてははっきり言ってお茶を濁しています。「4小節程度の短いフレーズであればJASRACへ手続きをしなくても、雑誌に掲載したり、ビデオに録音できると聞いたのですが?」という質問に対する回答、そして「歌詞は部分的な掲載であれば引用にあたるのでしょうか」という質問に対する回答、などを読んでも結局、「ケースバイケースで判断せざるを得ない」というような書き方である。


第三に、

(社)日本音楽著作権協会と(社)日本文芸家協会で、歌詞の引用を「1節以内」とする取り決めがあるらしいのですが、これには何ら法的な拘束力はありません。あくまでその団体に関わる当事者間での取り決めに過ぎません。


第四に、

歌詞の引用については、確定した最高裁判決といったものが現時点では存在せず、かといって著作権法上も特に歌詞の引用に絞って規定している箇所もない。


たしかに基準を作るのは難しいと思う。
ある歌詞の引用が上に掲げた要件を満たすか満たさないかは個々に判断するしかないかもしれない。

では、誰が判断するのか?

原作者か?
原作者がNOと言ったらNOなのか?

それでは著作権法32条の規定の意味がなくなる。
正当な「引用する権利」はないも同然である。


では日本音楽著作権協会?

いや、彼らにそんな権限はない。


結局、著作権法を修正するか、あるいは所轄官庁が明確なガイドラインを発表するかしない限りは、裁判所が判断するということになると思う。


現状はこんな感じだと思う。


そんなグレーな事情もあって、例えばアイドルのファンサイトでは結構、歌詞が無断で掲載されていたりする。


冒頭に掲げたサッチモの曲もまだ死後50年経っていないのに、英語の歌詞がホームページに平然と掲載されていたりする。
引用どころか「What a Wonderful World」の全文がかなり多くのサイトで掲載されている。明らかに無断で掲載している。

ちなみに、検索サイトにおいてどんな風に歌詞が検索されているかというと、検索数の多いところでは、

「レミオロメン 粉雪 歌詞」
「青春 アミーゴ 歌詞」
「大塚 愛 プラネタリウム 歌詞」
「アニメ ソング 歌詞」
「j-pop 歌詞」
「kat-tun 歌詞」
「mr.children 歌詞」

といった具合である。

試しに「レミオロメン 粉雪 歌詞」で検索してみたのだけれど、その際「歌詞GET Web版」というサイトを見つけてしまった。

なんと、歌詞がまるまる掲載してある。
ちゃんとした会社が運営してる感じなのにどういうことかと思ったら、JASRAC(日本音楽著作権協会)および ㈱ジャパン・ライツ・クリアランスの許諾を受けているということだった。

しかも、印刷禁止処理(ストリーム配信)を施しているとのこと。

いいサイトを見つけたものだ。
もちろん自分のサイトに掲載することはできないけれど、書き写すなりして、個人的にその歌詞を使用する分には問題なさそうである。

歌を覚えるにはもってこいのサイトである。


このような、きちんと許諾を得ているWEBサイトは歌詞を丸々掲載したって全然いいのです。

まずいのは、許諾を得ずに歌詞を掲載しているサイトです。


法律を知らなくて歌詞を掲載してる人も多いと思うけど、「違反かもしれない、でもそれならそれでも構わないや」と思って掲載してる人もかなりいるはずです。

この「違反かもしれない、でもそれならそれでも構わないや」というのはいわゆる「未必の故意」というものです。

この場合は「故意」があるとみなされてしまいます。


まさにこの部分がライブドア問題に共通するというわけです。

(ここまで長かった…。)



ライブドアの堀江社長、いや堀江元社長や役員たちには、この「違法とみなされるかもしれない」という意識がおそらくはあったはずです。

そして、他にもやってるところはあるし平気だろうというような、やや安易な発想で突き進んでしまったものと思われます。


株取引や歌詞引用の問題に限らず、
みんなやってるんだからと安心して危ない行為に手を染めると、場合によってはライブドアのように、自分ひとりだけスケープゴートとして狙い撃ちにされる可能性があります。


何が言いたいかというと、

大勢の人がやっているという事実は、自分の身の安全にとって何の保証にもならないということです。

あくまで法律や良心と相談して行動するべきだということです。


この意味で、
ライブドア問題は反面教師になるかと思います。


大変長い文章となってしまいました。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。




コメント

はじめまして。こんばんは。
確かに載せてるサイト多いですね。
時々誘惑に駆られます・・・^^;

…結局。

駐車違反で検挙された…大阪のおばちゃんってことですかねぇ。

「なんでやねん。みんな止めてるやないの?」

…こういうことですねぇ。(笑)

上記…「では、誰が判断するのか?」

原作者?…厳密には協会会員ってことでしょうか。

会員が文句言ってるから…てな具合でしょうね。

会員あっての協会。(笑)

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