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真理の条件 

≪アグネス・スメドレーの言葉≫
 
☆☆☆

私は信じた、真理はそれが普遍性をもつときに初めて真理であって、私に当てはまるだけでは決して真理ではないということを。


     スメドレーの自伝的小説
       「女ひとり大地を行く」より


☆☆☆


アグネス・スメドレーという人は1894年生まれのアメリカ人女性ジャーナリストであって、夫のインド独立運動に参加し禁固刑を受け、後に新聞記者として中共軍に参加し、中国を始めとしてアジア開放のために献身した人である。深く中国を愛した人であり、「中国紅軍は前進する」、「中国は抵抗する」などのルポルタージュを世界に向けて発信してきた。

スメドレー自身は白人でしたが、人種差別を始めとする様々な差別を幼少の頃から目の当たりにし、それが彼女の人格や思想の形成に大きく影響を与えているようです。

上記の言葉の前には次の言葉がある。

「私が白人に生まれて黒人に生まれて来なかったこと、自由人であってドレイでないこと、これらは単に偶然にすぎない。」

スメドレーという人は人種差別のみならず、女性が妻となった場合の当時の半奴隷的な扱いについても疑問を抱いていた。このことのほうが私にとっては興味をひくところである。

その理想の結婚観は必ずしも一定していないようですが、「夫とは性的な交渉は持たない。」「夫とは友愛的な関係を維持していきたい。」などの考え方がベースにあるようです。

さて、真理についての彼女の言葉ですが、
いかにも的を射た言葉だと思います。

要するに「真理」に対して一つの定義を与えたわけです。
よく「これこれはこうすれば良くなる」「このように考えれば解決する」などというフレーズを本や雑誌で見かけますが、そのようなフレーズを吐いた人は、すべての人に当てはまるとちゃんと確信してそのような言葉を用いたのでしょうか?

私にはそうは思われません。
したがってそれらのフレーズは本来「真理」のみが持ちうる輝きを伴っていません。

一部の人を切り捨てた物言いです。

そのような言葉を吐くことは容易なことです。
自戒の念を込めて言いますが、断定的な物言いをしようとするときは、彼女の言葉をぜひ思い出していただきたく思います。

無責任な言葉が氾濫していると感じずにはいられません。



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