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「性善説」の英語訳 

時々、アクセス解析という機能を使って、どんな検索語でこのブログにやってくるのかを調べたりするんですが、

「性善説 英訳」というのがあったので、このブログの中で検討してみたいと思います。

まず「性善説」のように短い表現は存在しないということが言えると思います。

新和英大辞典という48万語も収録している馬鹿でかい和英辞書で調べてみると、

「ethical doctrine that man's inborn nature is good」とか、

「view of human nature as fundamentally good」が載っていました。

おそらくこの「view of human nature as fundamentally good」が一番ポピュラーなのではないかと思いますが、


他の辞書やインターネットで調べてみると、

「view that human nature is inherently good」
「belief that human nature is fundamentally good」
「belief in the innate goodness of man」
「claim that human nature is essentially good」

などもありました。


短いものでは、

「human goodness」
「trust in human goodness」
「innate goodness of man」

という訳語もありましたが、「性善説」という言葉の意味からはやや外れているように思います。


「innate goodness view」という訳語もあって、短くてこれが一番いいかなとも思うのですが、あまり一般的ではないようです。

間違って解釈されたくない場合は、多少長くても冒頭の訳語の方がよいかもしれません。


しかし、何故これという英語表現がないのだろう。

キリスト教のいわゆる原罪説の影響だろうか?



その辺はよくわかりません。





というか、私に言わせれば、キリスト教は原罪説を唱えることはあっても、性悪説を唱えるべきではない。

話は全然別である。

キリスト教はある意味で究極の性善説です。


ドイツの神学者であり修道院長でもあったエックハルトの本を読んでからそう思うようになりました。

一生に一度だけでも読んでみることをおすすめいたします。


あのキリスト教を散々にやっつけたニーチェが、この人に対しては深い敬愛の念を持っていたという話もあります。

心理学者のユングや禅者の鈴木大拙もこのエックハルトはまさに別格扱いでした。

ベーメと並んでドイツ新婦主義の、いや神秘主義の双璧などとも呼ばれます。

一般的にはあまり知られていませんが。



話がそれたようで…。


少し戻りますが、

性善説・性悪説は、ここ数年何かと話題になっている少年法や刑法に大変関係の深いテーマでもあり、ましてや裁判員制度が始まってしまうとそれこそ身近な問題になってきます。

死刑廃止論の中心テーマの一つでもあります。

この二つの説について身近な人と話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか。



思いっきり引かれる可能性はありますが…。



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