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障害者自立支援法の英訳、「handicapped」の語源 etc. 

「障害者自立支援法」の英訳。

最近「障害者自立支援法 英訳」や「障害者自立支援法 英語」などで検索してこのブログに来る方が多いので、少し考えてみたい。

まずどんな英訳が存在するのかと言うと、

こんな↓感じです。


どっかの総合病院のHP
「Disabled Person Self-Supported Act」

とある国会議員の政策秘書のブログ
「disabled person independence aid act」

道都大学の先生の論文か何かの標題
「Supporting Independence to Disabled Persons Law」

YOZEMI JOURNAL MEDICALという雑誌の目次
「Law to Support Independence of Disabled People」

厚生労働省あたりの出してる文書に英語訳があったりしたら一つの指標になるのでしょうが、それはちょっと見つかりませんでした。

そこで、一介のボンクラ翻訳家として、
私なりに回答を提示したいと思う。


まず上記4例のいずれにも使われている「disabled=障害のある」。

これはできれば使わないほうがいい。英米でも使わなくなってきているそうだ。これと同義で使われる「Challenged=挑戦する」もいただけない。キリスト教に根付く考え方だろうけれど、「Challenged」は、「障害という重荷のある人生に挑戦することとなった」というニュアンスがあるからだ。何も障害だけが重荷でもないだろうし、軽い荷物として人生を前向きに楽しんでいる人だっているでしょう。

「handicapped」を思い浮かべる方もおられようが、これはさらにいただけない。そもそもこの言葉の語源は「HAND+CAP」であって、障害者に少なくなかった物乞いが「帽子」を「手」にしてお恵みを求めたことから来ている言葉である。「物乞い」をイメージさせるこの言葉は時代にマッチしていない。

やはり「Disabled」がよいのだが、「Disabled People」ではなく「People with disabilities」がよろしいそうだ。英語だからこそできる順序の入れ替えである。「People=人」を先に持ってくることで障害の有無に関係なくまず尊重すべき一個の人間なんだというイメージを持たせたいということだと思う。

さらに言えば「people」ではなく「persons」の方が好ましいそうだ。
ひとまとまりに「people」と表現するよりは、「person」の複数形「persons」の方が個々の障害者をクローズアップする言い方なのでより適切ということだろう。

これを上の四つの英訳に当てはめれば50点といったところかな。

例えば、
「Supporting Independence to People with disabilities Law」
といった具合だ。

ただ、この法律は障害のある方たちの自立支援になっていないどころか、自立阻害になってる面も多分にあるので個人的には、

「Interfering Independence to People with disabilities Law」
(interfere=妨害)

などとしたいところだ。


なお、公的な文書では「障害者」という表記を、
「障碍者」とか「障がい者」とかに変えようという風潮があるそうだ。

「身障者」という表現がいいという意見もあるそうだけど、これだと身体の障害にしか使えない。「心障者」なんて言葉ないですからね。



少しは参考になりましたでしょうか…。

コメント

handicapの語源

handicapの語源は他にも説があるようです。
http://www.eigo21.com/etc/kimagure/072.htm

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