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助産師偏在の意外な理由とは。 

「出産数日本一」とHPで宣伝していた横浜の堀病院が助産師資格のない看護師らに「内診」を行わせていた問題ですが、どうやら起訴猶予になったようです。

この堀病院、うちの近くなんですよね。スクーターで10分くらいでいけてしまう。そんなにデカイ病院じゃないんだけど、周辺地域にあんまり産科医がありませんからね。ここにお世話になったという話はよく聞きます。

以下、読売の記事から一部引用します。

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横浜市瀬谷区の堀病院が助産師の資格のない看護師らに助産行為をさせていた事件で、横浜地検は、保健師助産師看護師法(保助看法)違反の疑いで書類送検された堀健一院長(79)ら11人を1日にも起訴猶予とする方針を固めた。
 最高検などと協議し、違法としたが、社会情勢から刑事罰を科すケースに当たらないと判断したとみられる。ほかの医療機関でも同様の行為が相次いで明らかになっており、捜査による医療現場の混乱回避を優先させたといえる。

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どこかの教授が行った調査では助産師の総数が6700人ほど不足しているとのことですが、それに加えて助産師が公的病院に集中しちゃってるのがさらに問題です。この堀病院のような個人経営の産院では慢性的に人手不足になってしまう。何でこうなっちゃうんでしょうね?給料その他の待遇の問題なんでしょうかね。


ただ、去年の読売の記事にこんなものがあった。いかにもありそうな話である。

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「待遇」を指摘する声がある。給与や福利厚生、労働条件は大病院と比べると見劣りしがちだ。人員が少ない分、責任も重くなることを敬遠する傾向もあるようだ。

 だがこうした理由とは別に、は別に、同医会の「産科看護研修学院」で研修を受けた「産科看護師」の存在を挙げる助産師は少なくない。
 埼玉県のある助産師は「ベテランの産科看護師に分娩介助のやり方を強制されました」と話す。別の助産師は「産科看護師に『あんたより、私の方がよっぽど内診がうまい』と罵倒されました。助産師が尊重されない職場では、働きたいはずがありません」

 同医会は「診療所に助産師が来ないから、産科看護師に内診をさせよ」と主張するが、逆に「産科看護師に長年内診をさせてきたことが、助産師を遠ざける原因となっている」というのだ。

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日本産婦人科医会は「医師不足で疲労困憊している現場で、看護師が内診できないと廃業者がさらに増える」と主張しているそうですが、上記記事のような事情を鑑みれば、産科医側の責任転嫁のように見えてしまいます。とりあえずは、「産科看護師」が威張らないように指導するのが先のようですね。産科医療全体のためにもね。


なんにしても、産科医や助産師のなり手を増やすためには抜本的な法改正が必要でしょう。確かに産科や小児科に関しては診療報酬を手厚くする方向になっていますが、それぐらいじゃ問題の根本的解決にはならない。

プロ野球のドラフト制度みたいにはできないもんかな? 各診療科目の代表者が医者の卵を一方的に振り分けて、それで何年か経ったらFA権獲得みたいな…。ま、これはさすがに極端か。

でも国民の健康に直結する問題なわけですから、何かしら強制的な振り分けがあってもよいと思うのですがね。


では。



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