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ゆとり教育100%が今年から大学入学? 

3月17日の立花隆氏のコラム(nikkei BP netに掲載)の次の箇所に目を引かれた。

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今年から、大学には、「ゆとり教育100%」つまり、学校に入ってから全過程ゆとり教育でやってきましたという連中が入ってくるようになって、大学の先生方をとまどわせている。

「このところ大学生の質がどんどん低下するばかりと思っていたら、今年はそれに輪をかけてひどい」という声があちこちで聞かれる。

彼らが大学を出て一般社会に出ていくのはあと4年後のことになる。ゆとり教育の是正措置が少しはじまりかけたとはいえ、それが効果をあらわすのは、ずっと先になる。

当分の間日本は、ゆとり教育で頭がこわれた連中がまき起こす総社会的知的レベルダウン現象に悩まされつづけることになる。その間に日本という国がこわれてしまわねばいいがと最近本当に心配している。

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最近あちこちで「ゆとり世代」という言葉を見かけるが、30代半ばの私にはいまひとつピンと来ない。ウィキペディアの解説によると、

「ゆとり教育とは、学習者が詰め込みによる焦燥感を感じないよう、自身の多様な能力を伸張させることを目指す教育理念のことである。ただし、正式な用語ではない。日本ではこの理念にそって、1977年(昭和52年)、1989年(平成元年)、1999年(平成11年)に学習指導要領の全部改正を行い、授業時数の削減、学習内容の簡易化、総合科目の新設などを行った。」

とのことだ。

特に1999年の全部改正では、「学習内容、授業時数の削減」「完全学校週5日制の実施」「総合的な学習の時間の新設」等が決定されて、2002年から実施されているんですが 週5日制というのはさすがに私も知っている。

立花氏は、

「情報に強い優秀な人材はいまどんどん外資系企業に引き抜かれつつある。今年、東大の情報系のいちばん優秀な人材が集まっている情報科学科の修士課程卒業生のトップグループはドサッとまとめてグーグルに抜かれてしまったという。」

「小中学校レベルの算数すら十分にできない連中が大学にゆうゆうと入ってきて、その欠落を補うこともなしに、そのまま社会に送り出されてゆくというレベルの大学がゴロゴロあるという国に日本がなってしまっているというところが問題なのだ。そういう連中があと10年もすれば日本の各界で中堅的担い手として登場してくる。そんな国に未来があるわけがないではないか。」

とも書いていたが、

数学的な考え方のできる優れた人材を外資に持っていかれ、残ったのが小数・分数の計算もまともにできない大学生というのでは確かに日本の未来は暗い。

まあ、別に「5×(3/5-1/3)」とかできなくても生きてはいけるんだけど、数学・物理・化学・医学・薬学・工学・建築・簿記・会計・経済学・IT 等々の道へ進むことは到底かなわないと思う。途中でつまづいてしまう。四則演算や分数・小数ぐらいはどの子でもできるようにしてあげないと、子供の将来性に大きな枠をはめてしまうことになりかねない。

それにしても、いくらゆとり教育だとはいえ、なんで分数の足し算すらできないような輩が平然と高校や大学を卒業出来てしまうのか。何のための学校なのか根本的に疑義を呈さざるを得ない。ついでに言えば、医学部の受験科目に生物が必修となっていないのもやはりおかしい。

大学受験資格や学歴を取得させることが学校の使命ではないだろう。


何をおいてもまずはあらゆる可能性に通じる基礎学力をしっかりと身に付けさせることが大事。もちろん、学ぶ姿勢、社会のルール、道徳なんかも教えていかなければならないが、とりあえず四則演算ぐらいは身に付けさせてあげて欲しいところだ。たとえ留年させてもね。

その方が本人のためになると思う。



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