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手影絵の演劇 「星の王子さま」 を鑑賞 

こどもの日の昨日、Kさんとその子供達と一緒にお出かけ。行き先はオレにおまかせのミステリーツアーという流れだ。

以前からある程度本格的な演劇を見せてやりたいと思っていたので急遽ネットであれこれ探してみたんだけど、ほとんどが売り切れ。かろうじて見つけたのが座間市役所隣のハーモニーホールで公演される「星の王子さま」。

言わずと知れたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの不朽の名作である。それを劇団かかし座が手影絵を交えて演じるというのだ。結論から言えば、やはり行ってよかったと思う。「星の王子さま」自体は原作の雰囲気もあって子供達にはやや退屈だったと思うけど、その前にやってくれた手影絵による動物の大行進は実によかった。2メートル四方ぐらいのスクリーンに裏から光をあて、主に手を使っていろんな動物を見せてくれた。中でもペンギンとふくろうは秀逸! 「星の王子さま」の方も手影絵やイラスト映像などをふんだんに用いており、全体としては演劇と紙芝居の中間みたいな感じだった。

まあ、はっきり言ってこれは大人向けですね。王子が自分の星を離れていくつもの小惑星を訪問するんですが、そこで出会うのは次のような者たち。

①高圧的で自分の体面を保つことに汲々とする王
②賞賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋(劇には出てこなかったような。)
③酒を飲む事を恥じ、それを忘れるために酒を飲む飲んべえ
④夜空の星の所有権を主張し、その数(5億162万2731個?)の勘定に日々を費やす実業家
⑤1分に1回星が自転するため昼夜のサイクルが早く、1分ごとにガス灯の点火や消火を行っている点灯夫
⑥自分の机を離れたことがなく、来訪者の言葉だけを情報源とし自分では何も調べようとしない地理学者
(以上はWikipedia記載を一部追加・修正した表現です。)

結局これは大人たちへの一種の風刺なんでしょうね。いや、風刺というのは少々短絡的かな。本当に肝心なものを見失ってしまっている大人たちへの呼びかけ、と言った方がいいのかもしれない。

「大切なものは目に見えない」というこの物語の主題ともえるキツネの有名なセリフがありますが、さらにそれを敷衍するのが、王子さまが砂漠を見てつぶやいた、

「砂漠が美しく見えるのは、そのどこかに井戸を隠しているからなんだ…」

という言葉。


公演の後すぐ近くの県立座間谷戸山公園をちょっと覗いたんですが、やや強めの風に麗かに揺れていた立ち木を見てふと考えました。

この木の緑を見て美しいと感じるのは、もしかすると目に見えないこの木の何かがそうさせるのかもと。

これは人間についても言えるかもしれない。人間の魅力や偉大さというのは、あからさまな風貌、雰囲気、言葉等々をもって感じさせられるのではなく、何か隠されたその人間の美徳、品性といったものがそう感じさせるのだと。

こういったものを見抜く目をもっと養うことが大切なんでしょうね。その分だけ本物の美しさや魅力に出会えるわけですから。


そういえば、箱根に星の王子さまミュージアムなるものもありました。今までは全く眼中に入っていませんでしたが、今度は是非行ってみたいと思う。場所は、御殿場インターを下りて138号線を走り仙石原交差点を曲がったらすぐだ。


では。



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