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有機リン中毒の発生機序について 

中国からイタリアに輸入されたステンレス鋼材にコバルト60という放射性物質が含まれていたそうだ。日本でも、マルハが輸入した冷凍ホッキ貝からコバルト60が検出されたとして2004年にニュースになっていたわけですが、ホッキ貝は殺菌のためとわかるけど、何故にステンレス鋼材から?

中国由来の商品・製品の問題の多さには驚かされる日々が続きますが、毒ギョーザ事件で有名になったメタミドホス等の有機リン系化合物が副交感神経に関係があると最近知って、ちょいと調べてみることにしました。

どうやら、副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンの体内量を、というかシナプス間隙におけるアセチルコリン濃度を大幅に増加させてしまうことによって、痙攣などの中毒症状を引き起こすとのことだ。

細かく言えば、アセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを阻害してしまい、結果として副交感神経が過剰に活性化してしまうことによって、頭痛、吐き気、めまい、倦怠感、不随意運動、下痢、腹痛、胸部圧迫感、喘鳴、血圧低下、失禁、痙攣、意識障害などの様々な症状を招来することになる。縮瞳が起こるのも特徴だ。

中国では、メタミドホスの他、パラチオン、メチルパラチオン、モノクロトホス、ホスファミドンの製造・販売を、2004年の6月末から禁止しているわけですが、よく眺めると「ホス」が目に付く。

そういえば、おなじく「ホス」が付くジクロルボスも有機リン系の殺虫剤だ。

「ホス」ってなんだ? と思って調べようと思ったけど、いい加減面倒くさいのでやめることにする。きっと何かの仲間なのでしょう。

最後に、冒頭に述べたコバルト60検出のニュースを二つ掲げておきます。




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中国製鋼材から放射性物質 中国製鋼材から放射性物質 イタリア、捜査を開始

 【ローマ1日共同】イタリアの捜査当局は、中国から輸入されたステンレス鋼材に人体に有害な放射性物質コバルト60が含まれていたとして、鋼材約30トンを押収、捜査を開始したと発表した。国営イタリア放送などが1日、伝えた。
 捜査当局は混入の経緯を明らかにしていないが、イタリアメディアは中国での製造段階で誤って混入した可能性があると報じている。
 鋼材は煙突や貯蔵タンクなど主に工業製品用で、ナイフやフォークなど生活用品には使われていないため一般市民への影響はなかったとしている。当局は国際刑事警察機構(ICPO)と協力し、中国の製造業者やイタリアの輸入元などを調べるとみられる。
 鋼材は昨年5月、北西部リグリア州の港に到着。その後、製品化のためイタリア全土の工場などに運ばれ、一部の製品は既にクロアチアやトルコなどに輸出された。




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冷凍ホッキ貝にコバルト60 中国で照射マルハ回収へ
(共同通信 2004年2月25日)

 東京都は25日、水産最大手の「マルハ」(東京都千代田区)が昨年11-12月に中国から輸入した業務用の冷凍ホッキ貝計約5・2トンに、国内では食品への使用が原則禁止されている放射線コバルト60が4キログレイ照射されていたと発表した。
 マルハから報告を受けた千代田区は、食品衛生法違反に当たるとして同社に回収を指示した。相当量が飲食店などで既に消費されているとみられる。国際基準では食品への放射線照射の上限は10キログレイで、都健康局は「健康への影響はない」としている。
 都健康局やマルハによると、問題のホッキ貝はカナダ産で、中国の加工業者が冷凍食品に加工、昨年11月と12月、3回に分けてマルハが輸入した。
 加工業者は中国の別の業者に殺菌を委託。マルハは紫外線で殺菌すると説明を受けたが、23日に現地を訪れたマルハの社員がコバルト60のガンマ線を使っていることに気付いた。
 マルハは輸入した約5・2トンのうち約4・5トンを主に回転すし店やスーパーなどに販売したという。


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