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ライブドア…、電気窃盗(刑法235条、245条)をしたようなものか。 

堀江貴文氏は基本的に「違法でないなら堂々としてていい」という発想がある。

あのイーホームズの藤田社長もそんな感じだ。



しかし違法でないのなら、正しいのか?

法律上、罰則規定が存在しなけば何をしてもいのか?




このいった議論は昨年のニッポン放送株の時間外取引での取得に関しても随分となされたように思う。


でま比較的多数の人は、裁判所が「違法ではない」と言うなら問題はないとして、割と簡単に引き下がってしまいがちである。

司法判断を尊重するという姿勢自体はとてもよいと思うけれど、

私に言わせれば、

悪いことはやはり悪いのである。




例をあげて説明したい。


タイトルにも掲げた刑法235条は次のようなものである。


☆☆☆

〔窃盗〕
刑法235条
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役に処する。

☆☆☆


この「財物」は基本的に有体物、すなわち形あるものに限定される。

ところが電力会社の電線からケーブルを引いて、電気を盗む輩が現れるようになった。電気というエネルギーは普通に考えれば有体物とはいえない。

「管理可能」な限り無体物も財物である、とする「管理可能性説」という考え方もかつてあったけれど、やはりちと苦しい。

そこで、様々な議論を経た上で結果としては刑法245条が新設された。


それは次のようなものである。


☆☆☆

〔電気〕
刑法245条
この章の罪については、電気は、財物とみなす。

☆☆☆


こうして電気を盗む行為も窃盗であると明文化されることになった。

ではこのように規定される前であれば、電気窃盗は正当な行為と言えるのか?


実質的には「泥棒」ではないか。

泥棒は悪いことではないか。

違法ではないけれど悪いことではないか。




法律上の間隙を突いてなされたライブドアの諸々の行為も、すべてとは言わないけど、この「悪い」行為に当てはまるのではないだろうか?


合法的にやってるんだから文句を言われる筋合いはない、というような主張は少し控えた方がいいように思う。


それが通用し続けると考えるのは甘いと思う。

結局は信用を失って株価が下落することにもなる。



変な結論かもしれないけど、遵法精神とかコンプライアンス(法に従うというような意味)とかいう言葉は慎重に使うべきである。

安易に遵法、遵法と言ってばかりいると、

逆に「法にさえ従っていればいい」という考え方が形成されかねない。

やはり良心の問題なのである。


欧米流にビジネスライクにやるべきとか、「暗黙の了解」なたいな日本的な部分が良くないとか、いろいろ問題提起がなされているけれど、

社会は常に移り変わっていくものであるから、どこまでいっても法律のスキマあるいは抜け道というものは存在し続ける。



そのスキマや抜け道に対してどういう立場を取るかは、まさに個々の人間の良心に任せられている。


ホリエモンには新しい事をこれからもどんどんやってほしい。その意味では彼を応援したい。でも「法律は守っている」などと安易に口にするのはやめたほうがいい。

ホリエモンのファンはとにかく彼をかばうけれど、もし彼が電気窃盗についての規定が置かれる前の時点において、あなたの家のコンセントからこっそりケーブルを引いて電気を使いまくった挙句に「法律違反ではない」などと言って開き直ったら、そのファンの人たちは一体なんと答えるのだろう?



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コメント

堀江社長のブログで怒ってらっしゃいましたが
トラックバックちゃんと残ってましたよ

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